どうも、はるひまパパです。
最近少し膝が痛むようになりました。
スパルタンレースまで1ヶ月を切ったのでなんとかもってほしいです。
今回読んだ本はこちら。
『パパもママも知っておきたい 子どもが幸せになる「8つの極意」』産業編集センター(成田奈緒子 上岡勇二 著)
面白いと思った著者や領域についてはまとめて数冊買うことがあり、今回も前回読んだ『高学歴親という病』に続き成田奈緒子さんの本を読んでみました。
やはり『高学歴親という病』にも書かれていたように、とにかく「からだの脳」を育てることを最優先に考えるべき、というのがこの著者の基本スタンスです。
"子育ての目的は「子どもを自立させる」こと"
"親がすべきなのは、子どもが自立できるような環境を与え、習慣を身につけさせること"
"そのためには何が必要かというと、「正しい生活リズムを脳に教え込む」こと"
そして、
"よく寝て、朝になったら元気に起きてきて「おなかがすいた!」と言える子どもに育てられたら、それだけでその子は一生幸せでいられると、断言します"
前回出てきた「原始人のような子」と同じですね。
そのような子どもを育てる上で必要なのが「親の忍耐」。
「からだの脳」が育ってくるとその後は自然と「おりこうさんの脳」が育ってきます。
「おりこうさんの脳」は言葉や勉強、運動などに関する部分です。
その「おりこうさんの脳」については、
"子どもが自ら勉強する脳になるまで、親はひたすら待つ必要があります。待てば必ず脳は育ちます"
"家庭ですべきことは勉強を強制することではなく、勉強を楽しいと思えるような環境を作ること。具体的には「勉強しなさい」と言わないことと、生活の中に学びの要素を入れることが大切"
と著書は言います。
確かに自分も中高生の時は、夜テレビを見たりしていると父親から「そろそろ勉強したほうがいいんじゃないか」とよく言われ、その度に『この後やろうと思ってたのにそう言われるとやる気なくなるわ』と反発するように思っていた記憶があります。
ただ小学生の頃までは親から勉強について言われた記憶はなく(小中学校受験をしなかったからというのもあるかもしれませんが)、それは今思えばありがたかったことなのかもしれません。
また子どもの自立を促すためには、子どもに家事の一部を任せてみることも大切です。
最初は難しいかもしれませんが、少しずつできることが増えてくると、家族の一員として必要とされている実感や、「自分にはできる」という感覚を日々の生活で持てるようになります。
ただ自分に役割が与えられると、それが上手くできないということも出てきます。
その時に"子どもが困りそうなタイミングで親が先回りしないこと"がポイントです。
そこで親に「お願いする」「頼む」ことを教える。
そしてお礼もきちんと言わせる。
"親が子どもに尽くすのを当たり前だと思わせないことが重要です"
"だからこそ、「勉強が第一」ではまずいですし、家庭内で暮らしに関する役割を持たせるべきなのです"
たしかにその通りだなあと思います。
ただ忍耐強く待つにも、家事をさせてみるというのも正直パパやママにとっては大きなストレスになりかねないと思います…笑
その中でどうやって夫婦の間で協力していくか、ということもこの本の後半に書かれています。
育児の軸を決めるというのも紹介されています。
自分たちで決めた軸に関することは夫婦で協力してなるべく徹底する、それ以外についてはあまり肩肘を張りすぎないでその都度子どもと向き合いながら対処していく。
そのようにメリハリをつけていかないと親も疲弊してしまうし、子どもにとってもよくないですよね。
先日長女出産後初めて妻が1人で夜飲み会というか食事会に行ってきました。
今まで昼は何度かありましたが夜は初めてでした。
平日夜は通常だと私の帰宅時間が読めないので、当直勤務明け(であれば遅くとも夕方には帰宅できるから)の日に設定してもらいました。
夕方帰宅後バトンタッチ。
まず長男保育園のお迎え前にパパと長女で入浴。
長女を連れて長男の保育園のお迎え。
どうしても帰りにスーパーに寄りたいというのでパパは早々に折れてスーパーへ。
普段から買って良いお菓子は1コと決めているので、そのお菓子決めに20分ほど吟味する長男を待つ。
帰宅。
パパと長男で夕飯。
長男が食べたり遊んだりを繰り返している間に長女の離乳食。
長男の入浴を見守る。
長男とパズルや折り紙、お絵描きで遊ぶ。
長男、長女の寝かしつけ。
こんな感じでした。
書いてみるとあっさりですが、ちびっこ2人を自分1人で見るにしても、昼に遊びに付き合うのと、夜のご飯や風呂、寝かしつけなどをするというのは次元が違いました。
一番感じたのは、普段ママと2人で見ていたらなんとも思わないことに対して、1人だと余裕がなくなりすぐにイライラしてしまう、ということでした。
長男が食事中に急に遊び出すこともそうですが、食後の自由時間でも長男が「パパこれ見てよ」とか「一緒に遊ぼうよ」と言ってくれることに対しても、長女がギャン泣きしたり家がとっ散らかったりしていると「ちょっと待って!!」と強く言ってしまうこともありました。
しかもご飯はママが予め用意してくれていましたし、「長男、長女の寝かしつけ」と書きましたが結局寝かしつけることはできず、22時頃ママが帰宅してから2人とも寝ました…。
当直明けで余計にイライラしてしまいましたし、自分の子ども2人の寝かしつけすらできないことにものすごく自己嫌悪に陥りました。
ただそれと同時に、いつもママはこれをやってくれていたんだなあと身をもって感じました。
家事や育児って給料も発生しないし、外から評価されることもないし、各家庭によって実情は全く異なるものだと思います。
この本の中でも、親のリフレッシュ方法として、思い切って家事育児をパートナーに任せて自分の好きなことをしにいく、というのが紹介されていました。
この本を読む直前にその経験をしていたのでまさにそうだと思いました。
私の場合は結局かなり不完全でしたが実際にやることでママの大変さが少しは実感できたつもりですし、ママはママで、気が抜けなかったかもしれませんが久しぶりに友達と美味しいご飯を食べられてリフレッシュできたようでした。
夫婦で全く同じ役割というのは現実的ではないかもしれませんが、4月からはまた妻も仕事復帰するのでなおさら夫婦での協力が不可欠になります。
これからも夫婦でしっかり対話しながら自分たちの形を作っていきたいと思います。