どうも、はるひまパパです。
今回読んだ本はこちら
『苦しかったときの話をしようか』(森岡毅 著)
著者の森岡毅さんは、P&Gを経てUSJに入社し、低迷していたユニバーサルスタジオジャパンをV字回復させた経歴を持つ凄腕マーケターです。
恥ずかしながらマーケターという職業が何をしている人なのかよく知らなかったのですが、マーケティング(売れるようになる仕組み作り)で企業の成績を伸ばすことを生業にしている方のようです。
元々はその著者が就職活動を控えた"我が子"に向けて書き溜めていたメッセージだったのですが、事務所を訪ねた編集者がこれを読み「ぜひ世に出すべき」ということで出版に至ったのだそうです。
著者から"我が子"に向けた、厳しくも愛に溢れたメッセージが詰まっていました。
その中で印象的だったところは、
「自分の強みをどう知るか」という章で出てきた、
①"20年も生きてきたのなら、君の強みは必ず好きなことの中にある"
というところや、終盤に出てきた、
②"最初からすぐに変われないことを覚悟して、時間がかかることを織り込んで、変わる努力を継続すること"
などです。
①"20年も生きてきたのなら、君の強みは必ず好きなことの中にある"
医師になるにはまず医学部に入ることが必要ですが、逆に医学部に入れれば9割以上の人が医師になります。
6年時に研修病院を決める就職試験はありますが、その研修病院というのもそれぞれ特色は異なるものの、臨床研修医として働くということに変わりはありません。
つまり大学入学の時点で、診療科の違いはあれど将来の職業がほぼ決まってしまうのです。
大学入学から数えるとかれこれ15年近くそのような環境にいると、この本で出てくるような「社会人としての自分の強み」「自分をブランディングする」などということを意識することはほぼ皆無だったように思います。
その環境の中でそれなりに頑張ってきたつもりではありますが、大学の医局という組織に入り数年毎にほとんど自分の意思とは関係のないところで異動を命じられ研鑽を積んでいくという中では、改めて自分の強みや職場の中での自分の存在価値のようなものを俯瞰して考える機会はほとんどありませんでした。
ただ強いていうなら、今回大学の医局という枠組みから自ら離れ、新しい職場に就くというアクションを起こしたので、その中で自分は何をやりたいのか、人生において何を優先したいのか、ということはちょこちょこ考えるようになりました。
自分のことって自分が一番分かっているようで分かっていないのかもしれません。
自分と向き合うことから逃げないで、せっかくの人生なのだからこれを機に改めて自分のやりたいことを考えてみたいと思います。
②"最初からすぐに変われないことを覚悟して、時間がかかることを織り込んで、変わる努力を継続すること"
これも言われてはっとしました。
これまで自分も何かを始めようとか何かを変えようと思った時に、まずその意識を変えただけで満足している自分がいました。
目標を決めた、やるという意思決定をしただけで満足して、あとは将来の自分が行動してくれるだろうというある種の"甘え"なのかもしれません。
意識を変えただけでは何も始まっていないのであって、まず変わることには時間がかかるということを自覚し、つまり将来の自分に過度に期待することはせず、地に足をつけ一歩一歩努力を継続することが大切なのだと感じました。
文量も多いのですが、この著者がとても熱くアグレッシブな方であり、読み切るのがとてもハードな一冊でした。笑
なかなか全てを著者のようにとはいきませんが、一つでも自分の中で取り入れられたらと思います。