はるひまパパの日常

「家族との時間」と「仕事」の間で葛藤する30代医師の日常です

働き方

普段読ませていただいている方のブログで「労働の幸福度は裁量度で決まる」と書かれているのを見て激しく共感しました…!

 

自分は今関東圏で勤務医として働いています。

大学の医局に所属して1-3年毎に様々な関連病院に異動し外勤先も合わせると7.8の病院で働いてきました。

仕事内容はどこの病院に行っても病棟や外来患者を診たり専門的な処置や検査をしたりと大きくは変わりませんが、働き方は病院によって、また同僚・上司によって大きく異なります。

ベースが週5勤務もあれば週6勤務の病院もあるし、当直回数も月3-8回と大きく差があり、また当直の翌日早めに帰れるか普通に夜まで働かないといけないか、など色々あります。

給料に関しては当然といえば当然かもしれませんが働く時間が長ければ長いほど、当直の回数が多ければ多いほど上がります。

 

前いた病院は週6勤務で当直は月8回、当直明けも普通に勤務という感じでした。

今いる病院は週5勤務で当直は月3回、当直明けは昼には帰れます。

またちょうど同僚や上司にも皆同じくらいの子どもがいること、そして公立病院であることもあり、子どもが発熱した時などに休みを取りやすい雰囲気もあります。

 

今の病院に勤めて2年目になりますが、給料は前の病院に比べ1-2割は減りましたが、家族の笑顔は明らかに増えたように思います。

医師という職業上どうしてもリモートなどにはできない部分が多いですが、それでも格段に自分の仕事の裁量度が上がったからだと思います。

 

前の職場ではなかなか子供が発熱しても休みを取りづらい雰囲気があり、そうなると子供が体調崩した時どうしても子供の心配より共働き夫婦のどちらが休みを取るのかということが先に立ってしまいその度に夫婦関係がギクシャクしていました。

そのストレスが幾分解消されたことは自分にとってとても大きいことでした。

また基本土日休みなので休日の予定も立てやすくなりました。

さらに当直明けにママとランチにも行けるようになりました。

もちろん仕事が忙しければその分学べることも多く成長もできるのかもしれませんが、今の自分には今の我が家には今の職場がとてもフィットしています。

 

ただ医局人事自体には自分に裁量権がない以上、また来年度以降はどのような病院で働くのかも分かりません。

その働き方、生き方に疑問を感じるようになり(もちろん他にも様々な理由がありますが)、初回の投稿にも書いたように医局を離れ働き方を根本から変えることにしました。

 

医師の大半は初期研修後に医局に入り(最近すぐに美容系に行く医師が増えていることが問題になってはいますが…)10-15年ほどは医局で研鑽を積み、4.50代になりそのまま医局に残り重職についていくかもしくは医局を離れ開業、関連病院などに就職するという人生を歩みます。

その中でまだ30半ばで医局を離れるということに、これまで無難な人生を歩んできた自分としては不安もありますが、自分の人生だしもっと主体的に自分の人生を決めていきたいという気持ちを大切にしたいです。

自分の人生の裁量度が増えることは自分の人生に対する責任が増えることだとも思います。

その状況を楽しみながら頑張りたいですね。